秋田県、岩手県の災害廃棄物の試験焼却処理に係る事後調査結果を公表
発表日:2012.04.10
秋田県は、岩手県の災害廃棄物の試験焼却処理に係る事後調査結果を公表した。同県では、岩手県宮古市の災害廃棄物の広域処理を予定している大仙美郷環境事業組合(秋田県大仙市)が、平成24年3月26日から28日にかけて試験焼却処理を実施しており、実施後の放射能の状況を把握するため事後調査を行った。同調査では、大仙美郷クリーンセンター(焼却施設)及び最終処分場において、施設敷地境界の空間放射線量率を測定するとともに、周辺の土壌、地下水及び防災調整池放流水に係る放射性セシウム濃度を測定した。その結果、施設敷地境界の地上高1mでの空間放射線量率については、試験焼却の前や実施中とほとんど変化なく、問題のないレベルであることが確認された。また、土壌の放射性セシウム濃度についても、これまで県内で観測されているレベルと同程度で、試験焼却の前とほとんど変化なく、問題のないレベルであることが確認された。さらに、地下水等の放射性セシウム濃度についても全て不検出となり、問題のないレベルであることが確認されたという。
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