秋田県は、岩手県の災害廃棄物の試験焼却処理について、搬出・搬入時の測定結果を公表した。これは、岩手県宮古市の災害廃棄物の広域処理を予定している大仙美郷環境事業組合（秋田県大仙市）が、平成24年3月26日から試験焼却処理を行うにあたり、災害廃棄物の搬出・搬入時に空間放射線量率の測定を行ったことによるもの。災害廃棄物を積み込んだ運搬車両4台について、1）宮古市藤原埠頭の選別・破砕処理エリアで災害廃棄物を積み込み搬出する際、2）焼却施設である大仙美郷クリーンセンターに到着した際、に測定を実施した。その結果、いずれもバックグランドと同レベルであり、問題のないことを確認したという。また、大仙美郷クリーンセンターに搬入した災害廃棄物の量は9.92トンで、混焼割合は約13%であった。同県では、27日も災害廃棄物の搬出・搬入作業が行われることから、その測定結果についても公表するとしている。