さいたま市は、「さいたま市節電・エネルギー対策に関する基本方針〔改訂版〕」を策定したと発表した。これは、今夏（平成24年夏）における電力需給の見通しと政府の検討状況を踏まえ、節電及び省エネルギーの定着に向け、年間を通じた取組を進めていくため、平成23年5月に策定した「さいたま市節電・エネルギー対策に関する基本方針」を改訂したもの。同方針により、職員全員参加の工夫による節電の定着に向け、通年で取り組むとともに、市内で生活又は活動する人へ無理のない範囲での節電の継続を広く呼びかける。市有施設では、照明・電化機器の利用削減、エアコン設定温度の管理などについて実行計画を作成し、来庁者への過度な負担を伴わない範囲で効果的な節電に取り組むとともに、電力需給の逼迫時には、追加の節電対策を実行して「ピークカット」に貢献するなど、「メリハリのきいた節電」に取り組む。また、家庭・個人向けの支援策として住宅用太陽光発電の設置補助等を実施するほか、事業者向けには、商店街街路灯のLED化補助等を行うという。