三菱電機（株）は、店舗・事務所用パッケージエアコン9タイプ312機種を、2015年2月2日から順次発売すると発表した。エアコンに対して高い負荷がかかる夏の猛暑や真冬の冷え込み時において、従来のエアコンでは冷暖房能力が低下し、快適性を損なうことがあった。また、節電に対する関心は高く、業務用エアコンでもより一層の省エネ・節電が強く求められている。今回発売する製品は、定格能力を発揮できる外気温度範囲を拡大し、快適な冷暖房と省エネを実現したもの。冷媒流量をきめ細かく制御する「デュアルコントロールシステム」の採用により、運転性能を高めたことで、定格能力を発揮できる外気温度範囲を－5℃から43℃までに拡大した。また、スクロール圧縮機構造とDCインバーターモーターを最適化した高効率圧縮機の採用などにより、省エネ性を向上。さらに、従来のR410Aと比べて地球温暖化係数が約3分の1と小さい新冷媒R32を採用し、消費電力量削減によるCO2削減と合わせて、空調機器全体での温室効果ガス削減に貢献するという。