（独）森林総合研究所は、森林降水渓流水質データベース（FASC-DB）をウェブサイトで公開した。このデータベースは、1995年～2004年に同研究所の各支所で観測してきた降水及び渓流水の水質データと、関連する水質観測地点情報などをデータベース化したもの。水質データとしては、降水（林外雨、林内雨、樹幹流）及び渓流水の水質分析値（pH, EC, Na, K, Ca, Mg, Cl, NO3, PO4, SO4, total cation, total anionなど）を収録しており、観測地点情報としては、試料採取地の地名、林小班名、行政区画、経緯度、標高、最寄気象観測所の平均気温・降水量、地質、林齢などを記載している。同データベースでは、利用申請して許可を得れば、データの閲覧やCSV形式のファイルのダウンロードが可能であり、今後、森林環境の変化をモニタリングするのに役立つと期待されるという。