鹿児島県は、平成23年度の有害大気汚染物質モニタリング調査結果を発表した。同県では、大気汚染防止法第18条の23に基づき、有害大気汚染物質（16物質）に係るモニタリング調査を実施している。平成23年度は、県内5ヶ所で調査した結果、環境基準が設定されている4物質（ベンゼンなど）については、すべて基準値を達成し、指針値が設定されている8物質（アクリロニトリルなど）については、すべて指針値以下であった。また、環境基準等は設定されていない4物質（アセトアルデヒドなど）については、平成22年度の全国の平均値と比較して、同程度若しくはそれ以下であった。これらのことから、同県の大気環境は正常なレベルを維持しているという。