東芝など、風力・太陽熱・バイオマスを組み合わせたバイナリー発電の技術開発に着手
発表日:2012.09.11
(株)東芝、(株)神戸製鋼所、及び慶應義塾大学の3者は、再生可能エネルギーである風力・太陽熱・バイオマスを組み合わせ、沸点の低い媒体を加熱・蒸発させてその蒸気でタービンを回すバイナリー発電に関する技術開発に着手すると発表した。これは、兵庫県、洲本市、南あわじ市及び淡路市が推進する地域活性化総合特区「あわじ環境未来島特区」事業の一環で、環境省の「平成24年度地球温暖化対策技術開発・実証研究事業」に採択されたもの。南あわじ市にシステムを建設し、1)太陽熱集熱装置、および発電システム全体を制御するシステム制御の開発、2)太陽熱と木質バイオマスを熱源とするバイナリー発電システムの開発、3)不安定な風力発電の出力を平準化する制御技術の開発、を行う。これらにより、自然条件の変化にかかわらず、安定した電力と温水の供給を可能とするシステムの開発を目指すという。なお、風力発電設備は、既存の風力発電設備の出力を流用し、新たな風車建設は行わない。
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