すみだ水族館、絶滅危惧種「オガサワラヨシノボリ」の繁殖に成功
発表日:2012.09.14
すみだ水族館は、絶滅危惧種「オガサワラヨシノボリ」の繁殖に成功し、稚魚の展示を2012年9月15日より開始すると発表した。「オガサワラヨシノボリ」は、小笠原近海に生息する固有種の淡水ハゼで、絶滅危惧種(環境省ランク:絶滅危惧ⅠA類(CR))に指定されている。同館では、開業時より小笠原村で採集した「オガサワラヨシノボリ」の展示を行ってきた。7月下旬に産卵を確認、8月6日~7日にかけて約50匹が孵化した。川で孵化した後、海へ降河し成長、その後また川へ戻ってくる習性があるため、初めは淡水、その後海水、再び淡水で飼育を行った。稚魚は現在体長15mmに成長したという。