リュウジンオオムカデなど6種、国内希少野生動植物種に追加
発表日:2024.01.19
「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令の一部を改正する政令」が閣議決定され、リュウジンオオムカデ(学名:Scolopendra alcyona)等の6種の動植物が新たに国内希少野生動植物種として追加された(施行:令和6年2月13日)。環境省では、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律に基づき、我が国において絶滅のおそれのある野生動植物種を「国内希少野生動植物種」として同法施行令に基づき指定し種の保存を図っている。リュウジンオオムカデは世界で3例目の半水棲ムカデであり、日本・台湾に生息するムカデ類では最大。今回、国内希少野生動植物種の選定に係る検討の結果、リュウジンオオムカデ等の6種の動植物について、その種の保存を図る必要があると認めらたため、新たに国内希少野生動植物種として追加する。これらのうち、ベニエリルリゴキブリ(学名:Eucorydia miyakoensis)の卵を個体と同様の規制を適用する卵・種子に追加する。なお、今回追加するウスオビルリゴキブリ(学名:Eucorydia donanensis)、ベニエリルリゴキブリ、リュウジンオオムカデの3種は既に種の保存法に基づく緊急指定種として指定されており、捕獲や譲渡し等が規制されている。