環境省は、避難区域等における沢水モニタリングの測定結果を公表した。同省では、避難区域等の住民の不安解消に向けた対策の一環として、平成24年12月より、住民が飲用する沢水のモニタリングを実施している。今回、福島県内の避難区域等のうち9市町村(飯舘村、大熊町、葛尾村、川内村、川俣町、田村市、浪江町、楢葉町、広野町)で、平成28年4月~6月に採取を行った結果を公表した。これによると、調査対象160箇所の沢水190検体について、放射性物質濃度(放射性セシウム(Cs-134、Cs-137))を検査した結果、すべての検体で不検出(検出下限値:1Bq/L)であった。