厚生労働省は、茨城県における水道水中の放射性物質の検出について発表した。今回、茨城県では、平成23年3月23日から24日までに県内15箇所、同県笠間市では、市内4箇所、の水道水中の放射性物質に関する調査を実施。その結果、放射性ヨウ素が、4地点(北茨城市、日立市(森山浄水場)、同(十王浄水場)、笠間市(涸沼川浄水場))で「乳児用の指標値」(100Bq(ベクレル)/kg)を超過した。なお、「飲食物摂食制限に関する指標値」(放射性ヨウ素(飲料水)300Bq/kg)は超過しなかった。この検査結果を受け、同省は、新たに北茨城市、日立市、笠間市の各水道事業に対し、該当する水道を利用する住民に、乳児による水道水の摂取を控えるよう広報するよう要請した(同県内では、東海村及び常陸太田市でも、同様の対応を継続中)。同省は、この指標値を超える水道水を一時的に飲用しても健康影響が生じる可能性は極めて低く、代替飲用水がない場合には飲用(乳児による水道水の摂取を含む)しても差し支えないとしている。また、手洗い、入浴等の生活用水としての利用は可能という。
情報源 |
厚生労働省 報道発表資料
茨城県 福島第一原子力発電所事故に伴う県内水道水への影響について 笠間市 災害情報 |
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機関 | 厚生労働省 茨城県 笠間市 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 厚生労働省 | 水道水 | 健康影響 | 茨城県 | 放射性物質 | 放射性ヨウ素 | ベクレル | 飲食物摂食制限に関する指標 | 乳児 |
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