国内ニュース


 厚生労働省、水道水中の放射性物質の検出について発表(第12報)(福島県・千葉県)

発表日:2011.03.27


  厚生労働省は、福島県及び千葉県における水道水中の放射性物質の検出について発表した。今回、政府の原子力災害現地対策本部及び千葉県水道局では、平成23年3月24日から25日にまでに、福島県内と千葉県水道局内の水道水を対象に、調査を実施。その結果、新たに、放射性ヨウ素が、1地点(千葉県柏井浄水場)で「乳児用の指標値」(100(ベクレル)Bq/kg)を超過した。なお、「飲食物摂食制限に関する指標値」(放射性ヨウ素(飲料水)300Bq/kg)は超過しなかった。この検査結果を受け、同省は、新たに千葉県水道事業、印旛郡広域水道用水供給事業に対し、該当する水道を利用する住民に、乳児による水道水の摂取を控えるよう広報するよう要請した。同省は、この指標値を超える水道水を一時的に飲用しても健康影響が生じる可能性は極めて低く、代替飲用水がない場合には飲用(乳児による水道水の摂取を含む)しても差し支えないとしている。また、手洗い、入浴等の生活用水としての利用は可能という。福島県・千葉県内での3月27日時点の状況は以下の通り。1)一般住民の飲用制限:飯舘簡易水道(福島県飯舘村)、2)乳児の飲用制限:南相馬市水道事業、いわき市水道事業、田村市水道事業、伊達市月舘簡易水道事業、千葉県水道事業(柏井浄水場(東側施設))、印旛郡広域水道用水供給事業。3)乳児の飲用制限を解除:川俣町水道事業(福島県川俣町)、郡山市水道事業(福島県郡山市)、千葉県水道事業(ちば野菊の里浄水場、栗山浄水場)、北千葉広域水道事業。

情報源 厚生労働省 報道発表資料
福島県 平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況速報
千葉県 水道局からのお知らせ-東北地方太平洋沖地震
機関 厚生労働省 福島県 千葉県
分野 健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード 厚生労働省 | 水道水 | 健康影響 | 千葉県 | 福島県 | 放射性物質 | 放射性ヨウ素 | ベクレル | 飲食物摂食制限に関する指標 | 乳児
関連ニュース

関連する環境技術