東京電力(株)は、福島第一原子力発電所付近の海水からの放射性物質の検出について発表した。この調査は、東北地方太平洋沖地震で被災した同発電所周辺の環境モニタリングの一環として、平成23年3月21日に放水口付近(南側)の海水のサンプリング調査を行った結果、放射性物質が検出されたことを受け、その後も継続して実施しているもの。今回、平成23年5月5日のサンプリング調査の結果、ヨウ素131は最大0.017Bq/cm3と、法定濃度限度未満(0.43倍)であったが、セシウム134で最大0.11Bq/cm3(同1.8倍)、セシウム137で最大0.11Bq/cm3(同1.2倍)となる濃度が検出された。また、同発電所の沖合15km地点6箇所、同3km地点11箇所(今回は2箇所追加)および同8km地点2箇所のサンプリング調査では、いずれも法定濃度限度未満であった(ヨウ素131で最大0.0031Bq/cm3(法定濃度限度の0.08倍)、セシウム134で最大0.026Bq/cm3(同0.43倍)、セシウム137で最大0.026Bq/cm3(同0.29倍))。同社では、5月6日、これらの結果を原子力安全・保安院ならびに福島県へ連絡した。
情報源 |
東京電力(株) プレスリリース
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機関 | 東京電力(株) |
分野 |
地球環境 健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 経済産業省 | 東京電力 | 海水 | 放射性物質 | 福島第一原子力発電所 | 原子力・安全保安院 | サンプリング | ヨウ素 | セシウム | 拡散 |
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