イギリス気象庁は、2012年の欧州の風に関する「風力レビュー」特別版で、2012年にもっとも風が強かった地域はアイスランド、バルト海沿岸、デンマークであったと発表した。同報告書は、欧州15地域について、2012年の風速を長期平均風速と比較してランク付けしている。これによると、全15地域の風速はそれぞれほぼ平均的レベルであったが、前年との比較や地域によるばらつきがあるという。EUにおいては、2012年の風力発電新規設備容量は11.6ギガワットであった。これまでの累積設備容量は105.6ギガワットに達し、風力発電は欧州の電力需要の7%(前年比0.7%増)を賄っている。報告書ではまた、域内の5カ所について地域ごとに固有の風力分析ツールを用い、2012年の各月平均風速と長期平均風速との比較も行っている。この報告書は、イギリス気象庁が風力発電業界のために作成したもので、発電会社は各施設の発電実績の多寡が、風の吹き方に起因するものか、あるいは他の要因によるものかの評価等にこのデータを使うという。
情報源 | イギリス気象庁(MetOffice) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス気象庁(MetOffice) |
分野 | 環境総合 |
キーワード | 風力発電 | イギリス気象庁 | デンマーク | バルト海 | アイスランド | 風速 | MetOffice |
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