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 韓国、化学事故防止のため有害化学物質取扱施設の総点検を全国で実施

発表日:2013.03.19


  韓国環境部のユン・ソンギュ長官は、化学事故の再発防止に向け、有害化学物質取扱施設の総点検を全国で実施すると発表した。2013年3月19日~5月31日までの74日間、有害化学物質取扱の登録を行っている事業所6874カ所のうち4296カ所を対象に(取扱施設がない場合は対象外)、施設の安全面での脆弱性について調査する。点検チームは、同国雇用労働部や知識経済部、関連機関等の専門家約190名で構成され、国務総理室と環境部がこれを指揮する。合同点検の実効性を高めるため、環境部は検査官の研修も行った。主な点検項目は、有害化学物質取扱施設とその安全装置の設置・管理の実態、管理計画の整備、有害化学物質管理責任者の指定、化学物質の運搬に関する教育である。特に化学事故につながる要因を徹底的に調査し、点検結果を基に改善措置を設定する。この点検は、化学事故の危険性に対する化学物質取扱企業の認識を促すとともに、安全性の抜け穴に対し補完的措置を講じることで事故を削減するものと期待される。

情報源 韓国環境部(MOE) プレスリリース
国・地域 韓国
機関 韓国環境部(MOE)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | 事業所 | 安全性 | 有害化学物質 | 施設 | 化学事故 | 韓国環境部 | 点検
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