カナダの環境・気候変動省と保健省は、有害な化学物質を特定し、適切に管理するためのカナダの包括的統合戦略「化学物質管理計画(CMP)」に5年間で4億9180万ドルを投資すると発表した。CMPは、カナダ国民と環境を有害な化学物質から守るためにカナダ政府が2006年に開始したリスク低減プログラムで、化学物質の調査、評価、製品の安全性点検、医薬品に対する新たな環境規制の策定等により、2020年までに健全な化学物質管理を実現しようとする国際目標を支援する政府全体の取り組み。これまでの10年間に約8億ドルが投じられ、優先物質とされた4300物質のうち、広範囲に及ぶ約2750種類の化学物質(防汚剤、難燃剤、ビスフェノールA等)のリスク評価が終了した。今回の投資継続により、カナダ政府は、CMPの次期段階で残る1550物質の評価を完結し、次世代の人々と環境を有害化学物質のリスクから守るとともに、科学的根拠のある健全な化学物質管理で引き続き世界をリードしていくとしている。
情報源 | カナダ環境・気候変動省 プレスリリース |
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国・地域 | カナダ |
機関 | カナダ環境・気候変動省 |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 化学物質管理 | 化学物質 | 計画 | 有害化学物質 | 健康影響 | 環境影響 | リスク評価 | カナダ環境・気候変動省 | CMP |
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