欧州化学物質庁、約1万5000の化学物質データをウェブサイトに公開

発表日:2017.03.23

欧州化学物質庁(ECHA)は、REACH規則に基づいて登録された約1万5000の化学物質に関し、各物質の固有の特性と人の健康や環境への影響などの主要な情報をウェブサイトに掲載した。これらのデータは各物質を製造または輸入する企業から直接ECHAに提出、登録されたもの。ECHAは化学物質の安全な使用を推進するためにこれを公表したが、情報提供企業の権利を尊重してデータのごく一部を厳選し、また企業が機密と指定したデータは公表していない。今回の措置により、研究者や規制当局は化学物質の新しい毒性判定法の開発や不必要な動物実験の回避が可能になるという。また企業は、自社の製品や化学物質についての安全性データシート、分類、ラベル表示等を充実させ、化学物質の安全な使用をさらに改善することができるという。今回の公表について、化学物質問題関係者からは、「物質ごとに分析する現行の方法に比べて物質グループごとの詳細な分析や懸念物質の早期特定が可能になる」として、化学物質情報の透明性向上に向けた望ましい一歩と評価する声があげられている。

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