欧州化学物質庁、2020年までの高懸念物質特定ロードマップの実施について初の報告書を公表

発表日:2015.03.24

欧州化学物質庁(ECHA)は、高懸念物質(SVHC)の特定について定めた2020年までのロードマップの実施状況について、初の年次報告書を公表した。ロードマップは、すべてのSVHCを認可対象物質の候補リストに載せることを目的に2013年2月に採択されたもので、報告書は、その2014年末までの実施状況と成果を示している。それによると、SVHCのうち特にCMR物質(発がん性、変異原性、生殖毒性を持つ)の作業が進み、全物質がスクリーニングされ、登録された物質は精査され、類似構造物質の特定作業も進められている。CMRであるために認可対象物質の候補リストに収載された物質は145、そのうち29が認可対象リストに収載された。PBT物質(難分解性、生物蓄積性、毒性のある物質)の評価や、内分泌かく乱性物質の特定も始まっており、PBT/vPvB(極めて残留性や生体蓄積性の高い物質)として20物質が候補リストに、うち2物質が認可対象リストに収載された。内分泌かく乱性のために候補リストに載せられたのは5物質である。

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