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 国際エネルギー機関、エネルギー効率化と再生可能エネルギーのバランスが低コストのクリーンエネルギー化に重要と報告

発表日:2016.09.26


  国際エネルギー機関(IEA)は、低コストのクリーンエネルギー化には、エネルギー効率化と再生可能エネルギーの両方を適切なバランスで促進する統合型の政策が必要であることを、2016年9月に開催したフォーラムの結論として報告した。例えば、モロッコはその目標(2020年までに電力容量の42%を再生可能エネルギーで賄う)を上回るペースで低炭素化を進めているが、その背景には電力使用者、使用目的、使用時間を把握し、節電を促進していることがあるという。同国は、産業、輸送、照明に関する幅広い政策でエネルギー需要を削減しており、例えば約600のモスクのエネルギー効率を高め、1日の電力使用を約40%削減しているという。しかし一般的には、住宅所有者の多くは住宅の断熱性を高めてエネルギーを効率化するよりも、屋根に太陽光パネルを設置するなどの解決策に関心を持つなど、この適切なバランスを実現するには困難もあるとIEAは指摘。統合型の手法に関する政策的助言を提供することがIEAの課題だとした。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | エネルギー効率化 | 国際エネルギー機関 | IEA | クリーンエネルギー | 低コスト | 低炭素化
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