世界気象機関、北極が急速に温暖化しており、観測を強化する必要があると指摘

発表日:2016.09.28

世界気象機関(WMO)は、北極で急速かつ過去最高の温暖化が進んでおり、海面上昇を引き起こし、世界の気象パターンに影響を及ぼしていると報告した。北極の温暖化は世界の平均より2倍以上急速に進んでおり、例えばカナダのノースウエスト準州イヌヴィックでは1948年以降4℃近く温暖化したという。融解が進む夏期における北極の海氷域面積は、1970年代後半~1980年代前半と比べ、現在では概ね40%縮小しており、2016年9月10日には観測史上2番目に小さい記録と並ぶ414万平方キロに縮小した。北極は気象データが不足しており、それが他の地域の気象予報の質に影響を及ぼしているという。そこで、WMOは2017年半ばから2019年半ばにかけて北極および南極で年間通して観測を行う「極域予測年」を主催。また、北極科学、調査、観測、監視、データ共有に関して国際協力を推進するアメリカ主催の閣僚会合にも参加し、北極の変化の観測と予測の改善に取り組むという。

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