生物多様性条約、CBD締約国会議を前に侵略的外来種に関する取組の強化を模索

発表日:2016.11.29

生物多様性条約(CBD)は、侵略的外来種の制御の遅れを懸念し、世界中で対策を強化する必要があると訴えた。侵略的外来種は生物種絶滅の大きな原因で、島嶼生態系では被害が特に顕著である。さらにグローバル化と気候変動の影響で侵略的外来種の侵入は増えつつあり、EUでは年間200億ユーロ、アメリカでは1200億ドルの損失が発生しているという。2020年を目標年次とする愛知目標のうち、侵略的外来種の制御・根絶(目標9)と絶滅危惧種の絶滅・減少の防止(目標12)は進捗が大幅に遅れており、2016年9月の世界自然保護会議では、国際自然保護連合(IUCN)等が侵略的外来種対策の加速を呼びかけ、効果的なバイオセキュリティーのための政策や計画の策定など11の措置を求めるホノルル・チャレンジが提言された。CBDは、侵略的外来種については世界中でいっそう大胆な行動が必要だとして、2016年12月にカンクンで開催されるCBD締約国会議ではさらなる対策を検討するとしている。

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