欧州委員会など、世界の表流水の状況を示し政策策定に資するオンラインツールを公開

発表日:2016.12.12

欧州委員会共同研究センターは、グーグルのアースエンジンチームと共同で、地球の表流水(河川、湖沼等)の変化を表示するオンライン対話型マッピングツール「全球表流水エクスプローラー」を開発、公開した。1984年から2015年までの32年間の衛星画像300万枚超をまとめたもので、だれでも無料で利用でき、世界各地の気候変動や水管理等に関わるより良い政策策定の指針として役立てられる。このツールによると、地球の表流水面積は全体としては増加しているが、カザフスタン、ウズベキスタンなどアジアの一部地域で著しく減少している。32年前に比べ、世界全体で約9万km2が完全に消失し、年間の一時期を除き消失した面積も7万2000km2以上に上るという。多くの変化がダム建設や河川の流路変更、無秩序な水利用などの人間活動に関係するほか、干ばつや氷河融解の加速など気候変動に起因するとみられる変化もある。このツールで得られる情報は、洪水や渇水、干ばつの防止や被害軽減のための対策策定や監視に役立つと期待される。

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