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 韓国環境部、2017年に実施する高濃度のPM2.5に対する緊急措置を策定

発表日:2016.12.29


  韓国環境部(MOE)は、PM2.5の高濃度な状態が続いた場合の緊急措置を2017年に大都市圏で試験的に実施すると発表した。実施対象をソウル、インチョン、京畿道の約630の行政・公共機関とし、2日間のローテーションによる私有車の乗入れ禁止や行政・公共機関が運営する大気汚染物質排出施設(焼却施設)・建設現場の稼働時間の短縮を実施する。また民間施設の自主参加も促す。実施計画では、日中(0~16時)の平均PM2.5濃度(50μg/m3超)及び17時現在の翌日のPM2.5濃度予報(100μg/m3超が3時間以上)に基づき、緊急措置の発令を決定。原則として、緊急措置は翌日の6~21時に実施するが、状況次第で早期解除や再発令も行う。緊急措置実施の際は、環境部と対象地域が合同委員会を通じて、意思決定から情報伝達、実施、終了、評価までの全過程において綿密に連携する。緊急措置は2018年から本格実施の予定で、試験期間の実施効果の分析や緊急措置の法制化の後、民間部門にも拡大し、2020年には国内全土で実施するという。

情報源 韓国環境部(MOE) プレスリリース
国・地域 韓国
機関 韓国環境部(MOE)
分野 大気環境
キーワード PM2.5 | MOE | 大気汚染物質 | 韓国環境部 | 高濃度 | 実施計画 | 大気中濃度
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