ドイツ連邦内閣、水銀に関する水俣条約の批准プロセスを開始

発表日:2017.02.15

ドイツ連邦内閣は、水銀の取り扱いに関する国際条約である水俣条約を批准する法案を承認した。水銀に関する法律はEUにはすでにあるが、世界規模の条約は水俣条約が初めてとなる。立法手続きが整えば水俣条約を批准でき、ドイツは2017年中にはEUとその加盟国とともに批准するとしている。水俣条約は、2020年以降、化粧品、温度計、各種の電池、一部のランプなど水銀を含む製品の製造・販売を世界的に禁じ、工業プロセスにおける利用も制限する。また、水銀のライフサイクル全体を対象とし、水銀を含む廃棄物には厳格な管理・処理を求めることになる。ヘンドリックス連邦環境大臣は、「水俣条約は国際環境政策における重要な里程標となる。条約によって水銀の取り扱いに関する世界規模のルールができるだけでなく、世界規模で水銀を削減するための戦略もでき、水銀が持つすべての危険は大幅に削減されることになる」と述べた。水銀は大気中を広範囲に拡散し、生物にはきわめて有害で、特に妊婦、乳幼児には危険とされている。

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