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 アメリカ環境保護庁、スーパーファンド・プログラムの合理化・改善案を報告

発表日:2017.07.25


  アメリカ環境保護庁(EPA)のスーパーファンド・タスクフォースは、国内の有害廃棄物に汚染された地区を調査し浄化するスーパーファンド・プログラムの合理化と改善のための提言をまとめ報告した。このプログラムでは、汚染地区の中でも特に優先して扱う必要があるものを全国浄化優先リスト(NPL)に掲載し、調査や浄化・修復処理を進めているが、NPLには2017年6月現在で1336か所が掲載され、まだ多くの作業が残っている。タスクフォースは2017年5月に組織され、汚染地区周辺の人々の健康と環境を守るため、浄化や再利用を迅速化する方法を検討していた。今回の報告では、5つの目標(浄化と修復の促進、責任のある当事者による浄化と再利用の活性化、民間投資の奨励、再開発と地域再活性化の促進、パートナーと利害関係者の参加)を設定し、目標ごとの戦略の下、具体的で詳細な提言を挙げている。提言は全体で42項目に上り、いずれも1年以内に開始される計画となっている。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 健康・化学物質
キーワード アメリカ環境保護庁 | EPA | 浄化 | 環境汚染 | 有害廃棄物 | スーパーファンド
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