欧州環境庁、大規模産業施設からの重金属排出による環境負荷は低下と報告

発表日:2018.05.24

欧州環境庁(EEA)は、欧州の大規模産業施設からの重金属排出による環境負荷が2010~2016年に低下したことを報じた。大気への排出による環境負荷は39%、水への排出による環境負荷は34%低下した。大気への重金属排出に関しては、2016年に環境負荷の半分以上をごく一部の施設(978施設のうち18)が占め、金属の加熱や溶解時に燃焼ガスを放出する金属製造・加工が環境負荷の約58%、火力発電は23%を占めた。水中への放出に関しては、養殖用の柵から銅と亜鉛が溶出する集約的養殖が14%、採鉱が19%を占めた。重金属が大気や水、土壌に蓄積すると、植物の栄養循環の阻害、動物やヒトの発達・生殖障害などの原因となる。この分析は、欧州汚染物質排出移動登録(E-PRTR)のデータを物質の毒性情報と組み合わせ、各施設からの排出の相対的環境負荷を示した。分析の対象とした重金属は、ヒ素、カドミウム、クロミウム、銅、鉛、水銀、ニッケル、亜鉛の8種である。

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