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 ドイツ連邦環境省、ヒト・バイオモニタリングが最終段階に入ったと発表

発表日:2018.07.16


  ドイツ連邦環境省(BMU)は、人体内の化学物質を測定する方法を開発するヒト・バイオモニタリング・プロジェクトで、2020年までに50の物質の方法を開発する計画のうち、すでに43の物質を選定が済み、そのうち17の方法が確立したと発表した。2018年は化粧品や洗剤に使用されている保存料の2-フェノキシエタノールとブロノポール、化粧品のUV(紫外線)カットに使用さるホモサレート、芳香成分として洗剤などに使用されるローズオキシドの分析方法の開発が開始される。プロジェクトは2010年よりBMUとドイツ化学工業会(VCI)が共同で実施している。潜在的に曝露の可能性が増える、あるいは健康被害に関連する可能性があるが現時点では適切な測定方法が存在しない物質に焦点を当てており、毎年5種類の物質を選択している。これまではモデル測定値が使用されてきたが、健康リスクを過大あるいは過少評価していた。新たな分析方法により、化学物質が人体に及ぼす実際の影響について重要な知見を得ることができるとしている。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 健康・化学物質
キーワード ドイツ連邦環境省 | 健康被害 | ヒト・バイオモニタリング・プロジェクト | フェノキシエタノール | ブロノポール | ホモサレート | ローズオキシド
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