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 欧州化学物質庁、REACH最終登録で3万2515件に登録番号を発行

発表日:2018.09.03


  欧州化学物質庁(ECHA)は、REACH規則に基づき、登録が猶予されていた年間製造・輸入量1~100トンの既存化学物質(段階的導入物質)について、登録の最終機会となる2018年5月31日の締切までに提出された登録一式文書3万3363件のうち3万2515件に登録番号を発行したと発表した。1万708物質を含む。今回登録番号が発行されなかったのは、責任者連絡会議(DCG)の定める特段の理由に準じて情報の後日提出が認められたもの(477件)を含む追加情報待ちの文書である。受理されなかった文書は約1%であった。2019年5月までにすべての登録作業を終了する。企業秘密を除く登録内容の大部分はすでにECHAのウェブサイトで公開されている。締切に遅れたと思われる一式書類の提出が続いているが、ECHAは、企業は登録番号発行まで製造、輸入を行えないと注意を促している。今後は、2018年11月に化学物質の取扱や登録情報の更新等企業の留意事項を発表、2019年にはEU全域で企業の登録義務遵守状況の調査を行う。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質 環境総合
キーワード 欧州化学物質庁 | ECHA | REACH規則 | 責任者連絡会議 | EU全域
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