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 フランス、国立森林公園の設置へ前進

発表日:2019.07.02


  フランス環境省は、2018年生物多様性計画の主要施策の一つとして計画されている国立森林公園の憲章と管理拠点を決定したと発表した。2019年11月に予定される公園開設への最終段階にはいったことになる。公園の予定地は、フランス東部のオートマルヌ県とコートドール県にまたがる約24万1000ヘクタールの広大な地域である。このうち公園の中核ゾーンと位置付けられる約5万6000ヘクタールは森林が95%を占め、自然のままの森林の保全をめざす。さらにそのうちの3100ヘクタールは林業などの人為的干渉を行わない原生林保護区になるという。憲章は公園の自然保護を確保するためのルールや計画を定めている。公園の管理の拠点となる公施設法人の設置は、慎重な検討ののちオートマルヌ県のアルク・アン・バロワに決定した。国立公園はフランスの代表的な生態系のネットワークとして、すでに10か所が設置されている。しかしまだ含まれていない平地広葉樹林の生態系をネットワークに加えるため、2009年から同地域が11番目の国立公園として検討されていた。

情報源 フランス環境省 プレスリリース 計画される国立森林公園の公益団体(GIP)サイト
国・地域 フランス
機関 フランス環境省
分野 自然環境
キーワード 生態系 | 自然保護 | 国立公園 | フランス環境省 | 生物多様性計画 | 国立森林公園 | 原生林保護区 | 公施設法人 | 平地広葉樹林
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