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 アメリカ海洋大気庁、今後10年の各年は高温の年トップ10に入る可能性が極めて高いと報告

発表日:2020.02.14


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)の科学者らは、今後の世界の年平均気温の記録史上の順位を予測する方法を開発し、2019年6月に改良されたNOAAの全球陸海表面温度分析マージデータセット(NOAAGlobalTemp)を利用して、今後10年間(2019~2028年)のすべての年が99%以上の確率で高温年トップ10に入ると予測する論文を発表した。予測には、自然変動や温室効果ガス排出量の変化、火山噴火等特別の事象による振れ幅があるものの、気候の激変がなければ、今後10年のうちのわずか数年でも高温年トップ10から外れる可能性は低いという。NOAAの国立環境情報センター(NCEI)によると、2020年1月現在のトップ10は、上位から2016、2019、2015、2017、2018、2014、2010、2013、2005(タイ)、1998の各年である。この論文は2019年のデータ確定以前に書かれため、論文中に2019年のデータはないが、2019年は予測通りトップテン内(2位)となった。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) ニュース 論文要旨
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード アメリカ海洋大気庁 | 火山噴火 | 自然変動 | 温室効果ガス排出量 | 平均気温 | 全球陸海表面温度分析マージデータセット | 国立環境情報センター
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