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 生物多様性条約、ポスト2020生物多様性世界枠組の公開作業部会第2回会合を閉会

発表日:2020.03.01


  生物多様性条約(CBD)は、ポスト2020生物多様性世界枠組の公開作業部会第2回会合を閉会した。参加者は、2030年までに生物多様性の消失を食い止め2050年には自然と共生する社会を実現するとした同枠組のゼロドラフトについて詳細な意見や提言を行った。合意には更なる協議が必要だが、今回の協議結果として、1)枠組目標、2)生物多様性への脅威の低減方法、3)生物多様性消失の直接的要因として気候変動に対処する行動目標、4)持続可能な利用と利益配分を通じた人々のニーズへの対応、5)政府・社会・経済全体で生物多様性を主流化するツールと解決策、をまとめた。特に目標の設定や達成方法、進捗評価の強化を図り、他の多国間環境協定等との関連性や生態系を基盤とした解決策(生物多様性が気候変動の緩和・適応等に寄与)が盛り込まれた。今後、科学技術助言補助機関等のレビューを経て、作業部会の共同議長等が新ドラフトを準備し第3回会合で協議。その結果は2020年10月に中国の昆明で開催される国連生物多様性会議に送られる。

情報源 生物多様性条約(CBD) プレスリリース(PDF)
国・地域 国際機関
機関 生物多様性条約(CBD)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 気候変動 | 生物多様性条約 | 国連生物多様性会議 | 多国間環境協定 | 持続可能な利用 | 科学技術助言補助機関 | ポスト2020生物多様性世界枠組 | ゼロドラフト
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