海外ニュース


 国立科学財団、沿岸域の汚染はサンゴの遺伝的多様性を減少させ、サンゴ礁の回復力を低下させると報告

発表日:2020.04.08


  国立科学財団(NSF) が助成したハワイ大学の研究によれば、ハワイのサンゴ礁個体群の遺伝的構成に、人間が誘発した環境ストレス要因が大きな影響を与えていることを確認した。沿岸のサンゴ個体群では、沿岸汚染によるストレスによって、感受性の高い遺伝子型が失われつつあり、このような遺伝的多様性が低下すると、サンゴ礁の回復力を低下させてしまう。この研究は、サンゴ礁の修復やストレス要因の削減を通じてサンゴ礁の回復力と回復力を高めるためのアプローチや実施計画を策定している、ハワイをはじめとする世界中のサンゴ礁管理者に貴重な情報を提供することになる。サンゴのコロニーや種の消失は肉眼で容易に確認できるが、サンゴ礁の個体群内の遺伝的多様性に対するストレス要因の影響を明らかにするためには分子生物学ツールが必要である。

情報源 国立科学財団ニュース
国・地域 アメリカ
機関 国立科学財団
分野 自然環境 水・土壌環境
キーワード ハワイ大学 | 国立科学財団 | 遺伝的多様性 | サンゴ礁個体群 | 環境ストレス要因 | 沿岸汚染 | 遺伝的構成 | 遺伝子型 | ストレス要因 | 分子レベルの手法
関連ニュース

関連する環境技術