海外ニュース


 世界資源研究所、循環型経済の構築方法を紹介

発表日:2020.08.06


  世界資源研究所(WRI)によると、2019年に世界では約3億トンのプラスチックが捨てられたが、これは世界中の人間の体重にほぼ匹敵する量であり、2050年までに海には魚よりも多くのプラスチックが存在することになると予想されている。また、食品の3分の1は無駄に廃棄されている。合計すると毎年1,000億トン以上の資源が流通しているが、そのうち60%以上が廃棄物や温室効果ガスの排出源になっている。もし、セメント、アルミニウム、鉄鋼、プラスチック、食品の5つの主要分野で循環型経済を構築すれば、2050年には現在の全輸送手段からの排出量に相当する37億トンのCO2を削減できる。循環型経済に移行するためには以下の3つの方法が挙げられる。1)資源の消費量を減らす、2)より持続可能な方法で生産された製品やリサイクル可能な製品を使う、3)リサイクルや再利用を奨励する政策の導入等により、大量生産・大量消費・大量廃棄型経済から循環型経済への変化を引き起こす。

情報源 世界資源研究所(WRI)ニュース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 ごみ・リサイクル 環境総合
キーワード 温室効果ガス | プラスチック | 世界資源研究所 | 廃棄物 | 食品 | セメント | 鉄鋼 | アルミニウム | 循環型経済
関連ニュース

関連する環境技術