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 欧州化学物質庁、ベビー用紙おむつに使う化学物質の規制案についての協議を開始

発表日:2021.01.26


  欧州化学物質庁(ECHA)は、3歳未満の子供や乳児への健康リスクを最小限に抑えるため、使い捨てのベビー用紙おむつに含まれる多環芳香族炭化水素(PAH)、フラン、ダイオキシン、ホルムアルデヒド、PCBの制限をフランスが提案していると報告した。この提案に関する協議は2020年12月21日に開始され、2021年6月21日に終了する予定である。子供はトイレトレーニングを受けるまでに、3,800~4,800枚のベビー用紙おむつを使用するが、危険な化学物質が含まれているにもかかわらず、これらの製品への規制枠組みはない。また、どのような化学物質が含まれているかについての消費者への情報が示されていない。最も効率的な規制の選択肢は、「化学物質の登録、評価、認可及び制限に関する規則(REACH)」の附属書XVIIに新たな制限項目を導入することであると提案された。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA)ニュース プレゼンテーション資料(PDF)
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | ダイオキシン | ホルムアルデヒド | PCB | 欧州化学物質庁 | REACH | 健康リスク | 多環芳香族炭化水素 | 紙おむつ | フラン
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