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 アメリカ環境保護庁、食品廃棄物の削減による温室効果ガス排出の抑制を支援

発表日:2022.02.03


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、同庁が主催する「フード・リカバリー・チャレンジ」に参加したカリフォルニア州の企業や政府機関などの功績と革新性を評価した。同チャレンジでは、廃棄処分されるはずだった609,541ポンドの余剰食品を回収し、食料不足に悩む学生や地域住民に提供した団体などが受賞した。アメリカでは毎年、7,300万~1億5,200万トンの食品が食品サプライチェーンのすべての段階(一次生産から消費まで)で失われたり、無駄になったりしていて、経済や環境などに悪影響を与えている。世界の温室効果ガス排出量の8%は食品廃棄によるものと推定されているが、食べられなかった食品には年間1億5千万人以上の人々を養うのに十分なカロリーが含まれており、食糧不安を抱えるアメリカ人の数、推定3,500万人をはるかに上回る量である。同庁はこの取り組みを通じて、過去10年間、組織や企業と協力し、データに基づく目標を設定し、食品廃棄物を削減するための戦略を実施し、結果を報告して、競争を促してきた。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA)ニュースリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 地球環境 ごみ・リサイクル
キーワード アメリカ環境保護庁 | 企業 | カリフォルニア州 | 食品ロス | 温室効果ガス排出量 | 食品廃棄 | 食品サプライチェーン | 食糧不安 | 余剰食品 | フード・リカバリー・チャレンジ
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