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 欧州環境庁、繊維製品からのマイクロプラスチック削減に関する報告書を発表

発表日:2022.02.10


  欧州環境庁(EEA)は、欧州の視点から、繊維製品より放出されるマイクロプラスチックについての理解を深め、放出を削減または防止するための道筋を明らかにすることを目的とした、報告書を公開した。マイクロプラスチックは海、陸、大気中に存在し、生態系や動物、人間に悪影響を与えている。同製品は、毎年20万~50万トンのマイクロプラスチックを世界の海に排出していると推定されている。同製品から発生するマイクロプラスチック、マイクロファイバーは、繊維の製造、衣服の着用、使用済み製品の廃棄の際にも放出され、水、大気、土壌に分散する。マイクロファイバーは水生生物に容易に摂取され、腸内で大きな塊に絡みついて閉塞を引き起こしやすく、食物連鎖に入る可能性が高い。同庁は、マイクロファイバーの放出を防ぐため、同製品の持続可能な設計と生産、廃棄と使用済み製品の処理の改善などの対策を紹介した。

情報源 欧州環境庁(EEA)ブリーフィング資料
国・地域 EU
機関 欧州環境庁(EEA)
分野 ごみ・リサイクル 大気環境 水・土壌環境
キーワード 欧州 | 欧州環境庁 | 水生生物 | マイクロプラスチック | 繊維製品 | 繊維市場 | マイクロファイバー | 腸閉塞
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