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 アメリカ海洋大気庁、クジラに対する保護の強化採択を発表

発表日:2023.01.05


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、世界中の船舶の安全および環境基準を管理する国際海事機関(IMO)が、カリフォルニア沿岸で、絶滅の危機にあるシロナガスクジラ、ナガスクジラ、ザトウクジラに対する保護を強化する同国の提案を採択したと発表した。同提案は、商業船舶の航行密度が世界最高水準である海域において航行の安全性を高め、船舶衝突からクジラを保護するものであり、同庁とアメリカ沿岸警備隊が共同で2022年IMOに提出し、2023年夏に施行される。具体的には、クジラに活動スペースを与えるために船舶が避けるべき海域を拡大し、同庁が管轄する国立海洋保護区の西側とその周辺に船舶通行レーンを拡張する。船舶は入港の際、クジラの生息密度が低い水深の深い海域に並ぶことになり、船舶が回避すべき海域は2,000平方海里以上拡大され、カリフォルニア州の重要なクジラの餌場である約4,476平方海里に及ぶことになる。同3種のクジラは、同国において種の保存法、海洋哺乳類保護法などで保護されている。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) ニュース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 自然環境
キーワード 国際海事機関 | 船舶 | アメリカ海洋大気庁 | 環境基準 | シロナガスクジラ | カリフォルニア | クジラ | ザトウクジラ | ナガスクジラ | 生息密度
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