イギリス気象庁は、気候変動の影響によって、極端な干ばつの発生頻度が今後増加する可能性が高いとの研究成果を発表した。この研究は、2100年までの間にイギリスでどれほどの頻度で干ばつが起こるかについて、気候モデルでシミュレーションを行ったもの。史上最大規模の干ばつを記録した1976年を基準として、11通りのモデルで計算した結果、大半は1976年型の干ばつが増加することを示したという。将来の干ばつ発生の可能性を評価することは、気候変動の適応策を立案する上で不可欠であり、そのためにこのシミュレーションは重要なステップとなる。現段階では、各シナリオの確率は出しておらず、同等の可能性があるものと仮定されているが、今後の研究では、それぞれの結果がどの程度起こりやすいかを評価し、干ばつに対する適応策を立案し、実施していくための手掛かりとなることが期待されるという。
情報源 | イギリス気象庁(MET) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス気象庁(MET) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 地球温暖化 | シミュレーション | 気候モデル | 干ばつ | イギリス気象庁 | 適応策 | シナリオ |
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