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 生物多様性条約の第4次国別報告書、締約国の90%が提出

発表日:2011.08.08


  生物多様性条約(CBD)事務局は、全締約国193カ国中175カ国から第4次国別報告書を受領し、提出率が90%に達したと発表した。この報告書は、2010年までの進捗評価書の作成や地球生物多様性概況第3版(同年5月発表)の作成、さらには愛知目標を含む2011-2020年生物多様性戦略計画の策定に必要で、COP10(2010年10月、名古屋)の前に十分な数を受領することが必要不可欠であった。そのため、地球環境ファシリティ(GEF)による資金支給のほか、日本も提出促進のための取組を実施した。その結果COP10では、この報告書の情報に基づいて、上記戦略計画等を策定することができた。今後この報告書は、2012年10月のCOP11で実施されるCBD実施状況の検討のほか、各種会期間会合で活用される予定である。報告書の提出は締約国の義務であり、ジョグラフ事務局長は未提出の18カ国もできるだけ早く提出するようにと呼びかけている。

情報源 生物多様性条約事務局(CBD) プレスリリース (PDF)
国・地域 国際機関
機関 生物多様性条約事務局(CBD)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | CBD | 地球環境ファシリティ | COP10 | 国別報告書 | 締約国 | 生物多様性条約事務局 | COP11 | 愛知目標
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