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 アメリカ政府、東日本大震災の津波による漂流がれきを追跡、月例速報を発信

発表日:2011.11.07


  アメリカ環境保護庁(EPA)とアメリカ海洋大気庁(NOAA)は、東日本大震災の津波で太平洋に流出したがれきを追跡し、位置情報等を月例速報で発信する。2011年3月11日の津波によるがれきは数百万トンと推定され、船舶航行の障害、着岸時の危険のほか、海洋生物と生息地への影響も懸念される。連邦・州政府のオセアニア域対応チーム(ハワイ、グアム、サモア、北マリアナ諸島を管轄)は6月の漂流海洋ゴミワークショップを契機として、各方面が協力してこの問題に取り組む統括戦略を協議し、漂流がれきの範囲と状態を把握するため、目撃情報の収集等を決めた。運輸省海事局は9月末より、外洋で大量のがれきを目撃した米国籍船舶から、任意による報告収集を開始し、EPAとNOAAは速報として伝えるかたちで、これに協力する。ハワイ大学が開発したモデルの試算では、漂流がれきは2012年3月にハワイ、2013年3月に米本土西海岸に着岸するという。速報情報サイト:http://www.epa.gov/region9/marine-debris/

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース  アメリカ環境保護庁(EPA) 海洋漂流ゴミのページ
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 ごみ・リサイクル 自然環境
キーワード 海洋生物 | 船舶 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 海洋ゴミ | 東日本大震災 | 津波 | がれき | 漂流 | 速報
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