ドイツ連邦環境省は、2012年1-3月期の風力・太陽光発電量は、前年同期に比べ約40%増大したと発表した。電力需要が最も高まる時期に、再生可能エネルギーが電力の安定供給と料金安定化に大きく貢献したことになり、「2020年までに再生可能エネルギーで発電量の35%をまかなう」という目標の実現に着実に近づいていることが示された。業界団体の報告では、2012年1-3月期、風力発電量は1万5682GWhとなり、前年同期(1万1594 GWh)比で35%増、太陽光発電は3900 GWhで約40%増となった。発電量の増加は、良好な天候条件と発電容量の増強によるが、送電網の強化が図られたことも電力の需給バランスにプラスに働いたという。連邦政府は、エネルギー転換をさらに進めるため、蓄電技術の開発にも力を入れている。また、連邦環境庁によれば、排出権取引義務のある施設から排出されるCO2が、2011年に前年比約1%削減されたといい、景気の回復と原子力発電からの撤退にもかかわらず、CO2の排出量は減少しているという。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 風力発電 | 再生可能エネルギー | 太陽光発電 | ドイツ連邦環境省 | 蓄電 | 送電網 | 原子力発電 | 安定供給 | 排出権取引 | 電力需要 |
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