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 欧州化学物質庁(ECHA)が正式に発足

発表日:2008.06.03


  欧州化学物質庁(ECHA)の正式な発足を祝う式典が2008年6月3日に開催された。ヘルシンキにあるECHAは、REACH規制に基づく化学物質の登録、評価、認可、規制手続きの実施を担当する機関。1年前から職員採用や支援体制整備等の準備を進め、2008年6月1日より、化学物質の登録、及び現在利用されている化学物質3万種(酸、金属、溶剤、界面活性剤等)の事前登録という2つのREACH手続きを開始した。化学物質製造業者や輸入業者は、引き続き中断することなく化学物質の製造・輸入を希望する場合、2008年12月1日までに事前登録する必要がある。事前登録件数は18万件超と推定されている。欧州委員会のディマス環境担当委員は「REACHは、有害化学物質から欧州市民の健康と環境を守ることを目指す世界で最も野心的な化学物質法規だ。REACHにより、市場や職場、環境で見つかる有害物質の情報を公にし、企業が安全な代替物質の発見に取り組むことが期待される」としている。

情報源 欧州委員会 プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | 欧州委員会 | 欧州化学物質庁 | ECHA | REACH
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