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 清水建設(株)、超高圧水噴射により少水量で高効率除染を行う除染システムを開発・実用化

発表日:2013.07.10


  清水建設(株)は、除染作業の一層の効率化と放射性廃棄物、除染廃液の削減を目的に、超高圧水の噴射により少水量で高効率の除染を行う除染システムを開発・実用化したと発表した。今回開発したシステムには、特殊ノズルヘッドを採用。直径20cm程度の円筒形フロアクリーナーの中で、路面と平行に高速回転しながら、超高圧水を噴射。しかも回転方向に向いたノズルから路面をえぐるような角度で超高圧水が噴射されるので、路面が受ける水圧が相乗的に高くなる。これらにより、少水量ながら高い除染効果を発揮するとともに、逆に少水量なので切削厚さを最小限に抑えることができる(既存システムの1/3以下)。また、回収した除染廃液等は、トラック上のタンクにいったんストックし、放射性物質を約99.9%除去できる凝集沈殿処理を施し、固形物は放射性物質として回収。上澄水は放射能濃度が放流基準を満足していれば現地で一般排水として放流、満たしていない場合にはゼオライトを用いたフィルターで処理するという。

情報源 清水建設(株) ニュースリリース
機関 清水建設(株)
分野 ごみ・リサイクル
健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード 清水建設 | 除去 | 廃液 | 放射性物質 | 除染 | ゼオライト | 放射性廃棄物
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