川崎市は、平成24年の地盤沈下状況を公表した。同市では、地盤沈下の状況を把握するため、市域に設置された水準点の標高を水準測量し、前年度と比較することにより地盤沈下量を把握している。平成24年度は市内の全水準点412地点で実施し、有効水準点(321地点)全体の13%の41地点で地盤沈下が見られた。沈下量は、全て2cm未満で、1cm未満は40地点、1cm以上2cm未満が1地点(同2%)となった。また、最大沈下量は川崎区瑞江町で1.31cmであった。なお、有効水準点全体の87%の279地点で隆起しており、最も隆起が大きい地点は、多摩区中野島の水準点で0.98cmであった。同市では、東北地方太平洋沖地震発生から2年が経過した現在も、緩やかな地殻変動が継続しているため、今後も継続して市内の地盤沈下量の把握に努めていくという。
情報源 |
川崎市 報道発表資料
川崎市 報道発表資料(PDF) |
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機関 | 川崎市 |
分野 |
水・土壌環境 |
キーワード | 川崎市 | 地下水 | 水準測量 | 地盤沈下 | 東北地方太平洋沖地震 | 地盤変動 | 隆起 |
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