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 千葉県、平成23年地盤沈下の状況を公表

発表日:2012.08.24


  千葉県は、平成23年の地盤沈下の状況を公表した。同県では、地下水及び天然ガスかん水の採取等による地盤沈下の状況を把握し、その防止対策を図るため、県内47市町村において、地盤変動調査を毎年、実施している。平成23年の調査では、国土地理院の指導により、東日本大震災による影響が大きいことから、平成23年1月1日の標高と各調査地点で観測した日の標高との差から、1年間の地盤変動量を求めた。その結果、調査を実施した全ての測量地域(3,204.7平方km)で地盤沈下が観測され、そのうち、2cm以上地盤沈下した地域の面積は3,197.5平方kmであり、ほぼ全ての測量地域で観測された。また、最大沈下量は市川市塩浜の30.89cmで、東日本大震災による液状化現象による影響と考えられる。同県では今後も、地盤変動状況の監視と地下水及び天然ガスかん水の揚水規制等を実施し、地盤沈下の防止に努めていくという。

情報源 千葉県 報道発表資料
千葉市 記者発表資料(PDF)
機関 千葉県 千葉市
分野 水・土壌環境
キーワード 天然ガス | 地下水 | 千葉県 | 水準測量 | 地盤沈下 | 東日本大震災 | 国土地理院 | 地盤変動 | 市川市
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