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 環境省、アンケート調査による生物多様性の経済的価値の評価(CVM)の結果を公表

発表日:2014.05.23


  環境省は、アンケート調査による生物多様性の経済的価値の評価(CVM)の結果を公表した。同省では、生物多様性や生態系サービスの価値を経済的に評価することの重要性が注目されていることから、様々な主体が生物多様性及び生態系サービスの価値を認識し、その保全や利用に際して適切な意思決定が行われることを促進するため、経済価値評価の検討を進めている。平成25年度は、アンケート調査による評価手法を用いて、1)過去に失われた干潟を再生する(約1,400haの干潟を2020年までに回復させる)、2)ツシマヤマネコの生息数を回復させる(20年後までに野生の生息数を現在よりも約40頭増加させる)、ことの経済的な価値を算出した。その結果、1世帯あたり年間の支払意思額及び評価額(年間)は、1)が中央値では2,916円・約1,515億円、平均値では4,431円・約2,302億円、2)が中央値では1,015円・約527億円、平均値では2,790円・約1,449億円となった。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 環境省 | 生態系サービス | アンケート | 干潟 | 評価 | 経済的価値 | ツシマヤマネコ
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