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 岡山大、水流で振り子を振動させて発電する水力発電方式を開発

発表日:2014.12.18


  岡山大学は、水流で振り子を振動させて発電する水力発電方式を開発したと発表した。小水力発電は、自然河川や水路などの水流エネルギーを有効に活用するもの。多くの場合、水の落差を利用するため大規模な土木工事を必要としたり、プロペラが水路をふさいでゴミが詰まりやすいなどの難点があった。今回開発した水力発電方式は、振り子1本の極めてシンプルな構造で、ゴミが詰まりにくい。また、落差を必要としないため土木工事が不要で、上下水道施設、農業・工業用水路、自然河川など様々な水路に簡易に設置できる。研究グループでは、第1号機を岡東浄化センターに設置し、発電実験を開始しており、今後、岡山市街地を流れる水路など、身近な川に設置して、街灯や電気自動車・電動自転車の充電などに活用する計画。最終的な目標は、瀬戸内海を流れる潮流などを利用した大規模な潮流発電で、その場合の振り子は数十メートル規模になるという。

情報源 岡山大学 プレスリリース
岡山大学 プレスリリース(PDF)
岡山大学 環境振動エネルギー学研究室 研究内容の紹介
機関 岡山大学
分野 地球環境
キーワード 小水力発電 | 潮流発電 | 水路 | 岡山大学 | 水流 | 振り子
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