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 名古屋大など、太陽光発電による完全オフグリッドハウスで実際に生活する実用実験を開始

発表日:2014.12.17


  名古屋大学とネクストエナジー・アンド・リソース(株)は、太陽光発電による完全オフグリッド(自立蓄電型)ハウスの実用実験を、2014年12月1日から開始したと発表した。太陽光発電は、固定価格買取制度(FIT)により電力系統に接続して売電する方式によって爆発的に普及したものの、電力会社では接続申込みに対する回答保留を発表するなど、その普及に限界が見えている。今後太陽光発電は、電力会社と契約せず電力系統につながないで、昼間発電した電力をバッテリーに充電して夜間に利用する「オフグリッド」での利用が望まれる。今回開始した実用実験は、実際にオフグリッド・ソーラーシステムで暮らす際の効用と問題点を明らかにしつつ、上手に暮らすための生活の工夫を明らかにすることを目的とするもの。今後、およそ3年間にわたり、太陽光発電の発電量、個別機器の電力消費量の測定を続けるとともに、居住者からの意見聴取を続けて、気持ちよく暮らすための設備面での条件や、生活の工夫のあり方を明らかにするという。

情報源 名古屋大学 プレスリリース(PDF)
機関 名古屋大学 ネクストエナジー・アンド・リソース(株)
分野 地球環境
キーワード 太陽光発電 | 電力系統 | 充電 | 名古屋大学 | 固定価格買取制度 | ネクストエナジー・アンド・リソース | オフグリッド | 自立蓄電 | 実用実験
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