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 川崎重工、東北電力から石炭火力発電所向け灰処理設備を受注

発表日:2016.02.18


  川崎重工業(株)は、東北電力(株)より能代火力発電所3号機向け灰処理設備を受注したと発表した。今回受注した灰処理設備は、発電燃料として使用される石炭の燃焼灰をハンドリングするシステムで、能代火力発電所に増設される3号機(発電出力60万kW)に設置。電気集塵器で捕集されたフライアッシュ(排ガス中に含まれる飛灰)を処理する系統と、ボイラの底から排出されるクリンカアッシュ(炉底灰)を処理する系統で構成される。水でクリンカアッシュを冷却・輸送し、脱水後にトラック等で灰捨場に運搬する従来の湿式処理方式と異なり、クリンカアッシュを乾いた状態で空気で冷却しながら輸送することができるため、給水や排水処理、脱水、貯水などに必要な設備が不要になることから、低環境負荷や低コスト、省スペースを実現する。さらに、クリンカアッシュの顕熱や未燃炭素の反応熱、火炉からの輻射熱などの熱回収が可能で、ボイラ効率が向上し省エネルギーに貢献できる。なお、2020年6月完工の予定。

情報源 川崎重工業(株) プレスリリース
機関 川崎重工業(株)
分野 地球環境
大気環境
キーワード 省エネルギー | 火力発電 | 石炭 | 東北電力 | 川崎重工業 | 飛灰 | フライアッシュ | 排ガス | 熱回収 | 燃焼灰
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