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 三菱重工業(株)、500トン/日規模の石炭焚き排ガスCO2回収実証試験を開始

発表日:2011.06.14


  三菱重工業(株)は、米国の大手電力会社のサザンカンパニーと共同で、500トン/日規模の石炭焚き排ガスCO2回収大型実証プラントの運転を開始したと発表した。同プラントは、排出ガスに含まれるCO2を分離・回収・圧送する大型装置で、2009年5月からアラバマ州のバリー(Barry)石炭焚き火力発電所内に建設を進めてきたもの。排ガス処理前設備(脱硫)、排ガスCO2吸収・再生設備、CO2圧送設備、ユーティリティー設備などで構成され、CO2回収能力は15万トン/年、CO2回収率は90%以上あり、CO2回収から地下貯留までの一貫した実証試験を行う。同試験は、排ガス中に不純物が多い石炭を対象としたCO2回収実証試験としては世界最大規模であり、同社は、この成果を活用して、地球温暖化問題の解決に向けた石炭焚き排ガスCO2回収・圧入技術の商用化を目指していくという。

情報源 三菱重工業(株) ニュースリリース
機関 三菱重工業(株)
分野 地球環境
キーワード CO2 | 火力発電 | 石炭 | 地球温暖化 | 二酸化炭素 | 三菱重工業 | 回収 | 米国 | 地下貯留 | 排ガス
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